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上方の寄席囃子を魅せる会 [ゆるり感想文]

先週末は、前に応募していたイベントにペアで招待していただき、ダンナさんとお出かけ。
「上方の寄席囃子を魅せる会」を観に、国立演芸場へ。

テレビで少しだけ寄席を見ることはあっても、舞台を見に行くことは初めてなので、
ちゃんと理解できるかなぁ、とドキドキ。

国立演芸場-2

二部構成になっていて、まずは「寄席囃子おもしろらいぶ」
生演奏とトークで綴る寄席囃子の世界。

噺家の林家花丸さんが新聞記者に扮して、寄席囃子に詳しい林家染丸さんに話を聞き、
実際に演奏を交えながらお芝居風に説明してくれます。
どういうお囃子があるのかとか、お囃子と噺家さんの関係とか、
素人にも分かりやすい気さくな雰囲気でとても良かった。
上方落語にお囃子は欠かせないものなのだそうです。

噺の中の情景を表現するためにもお囃子はあるそうで、
幽霊、首斬り、女の語り、夜這いなど色々ある中から、リクエストしたものを演奏してくれました。
こうしてお囃子を聴いていると、歌舞伎にも通じるところがあって興味深い。

出囃子というと、どうしてもあのM-1グランプリの時の音楽が一番に思い浮かびますが、
噺家さん達はみなそれぞれ違う出囃子を持っているそうです。
そして、時と共に出囃子もどんどん増えていっているらしい。
今回は、珍しいものとして「オクラホマミキサ」をアレンジした出囃子を聴けました。

国立演芸場-1

本物の噺家さんはすごい。
ただ噺をするだけでなく、三味線、踊り、鳴り物、はては有名な噺家さんの物真似まで...

第二部は、お三方の寄席。
「あくびの稽古」 林家花丸
「女道楽」 内海英華
「辻占茶屋」 林家染丸

大爆笑はしないけど、くすっと笑える箇所がいくつもあって、ウィットに富んでていいな。
奥が深いというか、聞いていてリラックスしていい気分になれる感じ。
よくある漫才とかコントとかの世界とは程遠いものがある気がする...

三味線の演奏も、生で聴くのは初めてじゃないかと思うけど良かった♪
女道楽の内海英華さんの演奏は、色っぽくて粋な雰囲気でとても素敵です。
滅多に聴けないという「愛宕山坂」「かんかんのう」を聴くことが出来ました。
三味線の音って、聴いてると涼しい風が吹いてくるようでいいなぁ。
かなり難しいらしいけど、なにか楽器を習う機会があれば三味線やってみたい。

国立演芸場-3

初めて行く国立演芸場は、提灯がたくさん飾られてコンパクトないい雰囲気のところ。
近くに最高裁判所もあったので、少しだけ外観を見ました。
麹町や赤坂見附も近いので、寄席プラスぶらり散歩も楽しめそうだなあ。



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