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「センセイの鞄」 [ゆるり感想文]

ここ半年近く、読み物といえば歴史小説ばかりです。

もう面白くて仕方ないので、それはそれは満足なんだけど、
ふと「現代小説に馴染めなくなってしまってるかも?」と
不安に。

という訳で、図書館に行って適当に探してみました。
「聞いたことある題名だ」という理由で借りました。

『 センセイの鞄 』

ツキコさんとセンセイの物語。
30歳ほど歳の離れた二人の恋模様。

物事が起きてるような起きてないような。
進展があるようなないような。
こういう、モワモワした感じ。読むのがキツイ。
情緒をわかってない、と言われればそれまでですが。

川上弘美さんの本を初めて読みましたが、この雰囲気が
彼女らしいスタイルのよう。
こちら、谷崎潤一郎賞を受賞してます。

何とか前半を乗り越えると、後半はやや読み進めたくなる
展開でした。
お酒強いと楽しいかなぁ、とちょっと想像してみた。
でも、現代版恋愛小説は苦手かもしれない。。。


ずいぶん前の作品なので2003年、既に映画化。
ツキコさんは小泉今日子で、センセイは柄本明なんだぁ。
と、Amazonで見たあとにお出かけしたら。

渋谷区某所で柄本明さんをお見かけしてしまいました。
なんていうタイミング☆
野球帽を被って、のーんびり自転車をこぎこぎ。
なんだか、ものすごく普通で自然でした。


センセイの鞄 (文春文庫)

センセイの鞄 (文春文庫)

  • 作者: 川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/09/03
  • メディア: 文庫



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コメント 2

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amelie

『センセイの鞄』、わりと好きです。
逆に、歴史は本当に苦手なので、歴史小説は食わず嫌いw
おもしろくて仕方ないなんて、ちょっと読んでみてもいいかなと思いました^^
by amelie (2009-07-13 11:56) 

ゆるりんご

amelieちゃん
前に書いてた「ニシノユキヒコの・・」(だっけ?)ってこの人だったんだね。初めて読んでみたんだけど、私は少し合わないかなぁと感じました。
でもAmazonでは高評価だし、きっと私がずれてるんだろうなぁと思ったり。

私の読んでるものは、歴史小説っていっても娯楽な感じのもので、実在の人物が出てくるのとは違うの。
私も歴史は苦手です。
気が向いたら読んでみて、って言いたいけど、amelieちゃんには刺激が強いかもしれないです(斬り合いシーンとかもあるので)。
by ゆるりんご (2009-07-13 15:17) 

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